アマガエル

失恋したばかりのアマガエルが
満月の夜に
彼女がいた小さな池をひとり
すーい、すーいとおよいでいると
池の底の方でゆらゆらと
揺れている物があって、
よくみると、
彼女と作った
子供が何百と泳いでいた。
満月は水面に映ってゆらゆら気持ち良さそうにゆれていた

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