カメレオン

機械の体をもらいに汽車に乗ったが、
僕はカメレオンだったために
だれにも気がつかれずに擬態を繰り返した。
周りのみんながどんどん機械の体に変わって
早く僕も機械の体になりたかったのだけれども
あいかわらず、僕の擬態に誰もきがつかない
君の唇にふれても、
機械の君は冷たく
僕に気がつかない。
僕も機械の体が欲しいのに
僕はカメレオンだから誰も気がつかない。

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