大きな木の下に
大きな木の下に白い机があって、 その中で白い大きな鯨が泳いで、 近寄ってよおく見てみると、 なにやら焦げた臭いがしてきて、 あわててかまどの火を止めたら、 なぜか眠くなったので、 しばらく目を閉じていると、 蜘蛛の糸のようなものが 目の前に降りてきたんだが、 なんせ、目をつぶっているものだから、 確認はできないんだが、 どうやら、その糸で、 くじらが釣れたらしい。 だって、目を開けたら、 くじらも糸もいなかったから。
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