ダイヤモンド

君にいちごの匂い付きのダイヤモンドをプレゼントするために
イチゴ畑をさんざん歩いたが
どうしても、ダイヤモンドがみつからない。
ほんの少しの偶然が重なるだけで、見つかるはずなのに
僕は、いちごの匂い付きダイヤモンドを見つけられなかった。
どれだけ、探しただろうか、
日も暮れて、あたりは真っ暗。
家に帰ると君が温かいアップルパイを焼いてくれる。
僕の体はいちごの匂いが染み付き、
君はいちごの匂い付きアップルパイという、
不思議な、それでいて、今まで食べた事も無いようなおいしいごちそうを
作ってくれた。

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