うわさ
どこか遠くの街で暮らしたいといった蝉が 7日かけてついた街が はんなりとした色がついた街であるは そこがとてもよい街であったためとかではなくて、 7日の人生を全てかけてたどりつた ご褒美のような事だということは お近くの神様でなければ語らないのだが 最近はそのよろずの神でさえ、 そんな小さな蝉の出来事は話題にものぼらない時代になったと あまりにも熱い湯につかる銭湯のじいさん達がうわさしていた。
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