理想的な現実

原色の君の微笑みが
今も目の前にあることは
理想的な出来事なんだけど、
それは、ぼくにとって理想的であって、
世間的には非現実的な事であって、
おしゃれな君が薄化粧にメガネをして
微笑んでいて、
その現実は厚化粧の君が
笑いもしないで横たわって寝ているのが
世間的には理想的な現実だという事に
僕は気づきもしない。

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