私好みのあなた

あなたの中身を私がちょっとずつ変えていきました。
だんだん、私の知らない、あなたが出来上がってきました。
私が作ったのに私の知らないあなたは、
どんどん私のルールから外れて
私好みのあなたになりました。
あなたは、やがて私に飽きて、別な人の処に行きました。
あなたは、私好みになるにつれ、私からはなれていきました。
私の前に残ったのは、本当のあなたの中身だけ
それは、私のきらいなあなたでした。

▼Back

presented by kuwajima