私
電子レンジに入れると爆発するような私の目玉は 自分の頭を見ようとふざけた態度をしていたので、 たった2つしか穴の無い間抜けな私の鼻が、絶滅した恐竜を嗅ぎ分けように カップラーメンしか味わえない舌と、綿菓子を噛み砕く歯を使い スプーンも曲げられないような手についている 人を指すしか能のない指を 食いちぎらんばかりに ウインクした 私が いかにも物悲しそうに 泣いた。
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