我が輩はダイコンである。 我が輩はダイコンである。 ある朝、我が輩をひっぱるバカのために起こされた。 我が輩を実の親父とわかってやっているのか 少し全裸が恥ずかしいが我が輩はダイコンなのであるからして、気にしない事にした。 と、思ったら、 いやこれは、まいった。 我が輩はダイコンである。 さすがに、ここでの全裸ははずかしい。 しかし、近所の奥様連中にとっては、安くて新鮮なものを買えるのだから、 ちょっと と、隣のダイコンに話しかけられた。 あ、これは、山田さん もしもし あ、鈴木さんじゃないですか どうしたもこうしたもないですよ いや、オタクもですが、実は私もなんですよ ええ、みれば判ります。 どうしたもんでしょうな。 本当に困りました。 山田さんも大変だな ううん、ごほん。と後ろの方から咳払いがして山田さんが振り返ると 係長! 山田君、君の腹の中はよーくわかった。 あ、いや係長、これはものの例えで本当の事では、、、、 しかし、この状況ではどうにもならないですよね。 いや、私の2つ隣がその取引先の青山さんなのだから あ、どうも山田さん 青山さん! しかし、びっくりしましたね。 本当驚きました。 あの、こんな時になんなんですが、契約の方 私はいいですよ。 そうですか、ありがとうございます。 山田くん、いっぺんに課長にはなれんからね。 いや、それは、もののたとえで、、、はい ははははははははははははは と、その時、 山田さんは若く綺麗な女子高生に手に取られてしまった。 お、お前!!! なんと奪い取ったオバはんはまさしく山田さんの奥さん! いったい、どうなるんでしょうね?山田さん 食われるんでしょうな 千切りとか すりおろしとか ずーんとみんな嫌な気持ちになった時 ついに俺もひょいっと手に取られた。 あ、隣の鈴木さんの奥さん! ひょいとさかさまにされて つぎにご主人の鈴木さんをつまんで、見ている。 す、鈴木さん 落ち込む鈴木さんはぼそっと 我が輩は眠っていたらしい 懐かしい我が家である 帰って来た! ダイコンとして やはり、妻は我が輩を選んでくれたのだ。 やさしい妻に食べられ かわいい子供に食べられ 今までの人生が走馬灯のように駆け巡ってゆく。 そして、? 我が輩? いや違う。 ぱっくと食べられる我が輩 いいんですか?奥さん はははは はははは はははは
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